「テキサスホールデムポーカーが面白い」ってよく聞くけど、ルールや遊び方が難しそう。
日本のポーカーとは何が違うの?
テキサスホールデムは、少し難しそうなイメージがあるかもしれませんが、やり方さえ覚えれば、実はとても面白く、奥が深いゲームです。
ここでは、テキサスホールデムポーカーの基本的なルールを、初心者でも分かるよう簡単に解説していきます。

テキサスホールデムポーカーとは
テキサスホールデムポーカーとは、その名の通りアメリカ合衆国テキサス州で1900年代初頭に生まれたカードゲームです。
日本でポーカーと言えば、それぞれのプレイヤーに5枚ずつカードが配られ、役の強さで勝負する5ドローポーカーが有名です。
それに対しテキサスホールデムポーカーは、各プレイヤーに2枚、テーブル中央に5枚のカードを配り合計7枚のカードを使ってプレイします。
アメリカなど海外では、ポーカーの大会がテレビ中継されており、子供の憧れの職業ランキングにプロポーカープレイヤーが入るほど絶大な人気があります。
日本の麻雀に近い
ポーカーは運の要素が強いゲームだと思うかもしれませんが、実際は読みと確率、そして戦略が非常に重要となるゲームです。
そういう意味では日本の麻雀をイメージするのが近いかもしれません。
普通のカジノとは違い、プレイヤー同士の対人戦なので、実力さえあれば本気で稼ぐこともできます。
実際に、日本でも海外でもプロとして活躍し、何億円も稼いでいるプレイヤーがたくさんいます。
テキサスホールデムは麻雀が好きな人なら、確実にハマるゲームだと思います。
テキサスホールデムポーカーの遊び方
いきなり細かく解説すると少し難しいので、まずはざっくり説明していきます。
役の強さ
ポーカーの役(ハンド)については、日本で馴染みのものと同じです。
ちなみに52枚のカードのみで、ジョーカーは使いません。
強い |
ロイヤルフラッシュ |
ストレートフラッシュ | |
4カード(フォーオブアカインド) | |
フルハウス | |
フラッシュ | |
ストレート | |
3カード(スリーオブアカインド) | |
ツーペア | |
ワンペア | |
ハイカード |
テキサスホールデムポーカーは、自分の手札2枚(ホールカード)と場のカード5枚(コミュニティカード)の、合計7枚のカードを使って勝負します。
自分のカード2枚と、場の共通カード5枚を組み合わせ、1番強くなる5枚のカードで勝負します。
例えば、あなたの手札2枚(♥10,♥8)と、共通カードの5枚(♥A,♣J,♠K,♥2,♥6)を使って出来る最強の5枚の役は何でしょう?
そうです、ハートのフラッシュ(♥10,♥8,♥A,♥2,♥6)ですね。
ちなみにプレイヤー1はツーペア(♣A,♥A,♦J,♣J,♠K)です。
この場合あなたの勝ちとなります。
基本の流れ
基本的に、1テーブル2人~10人でプレイします。
テキサスホールデムでは、まず最初に2枚ずつカードが裏向きで配られます。
各プレイヤーは自分のカードを確認し、手札(ハンド)に自信があれば掛け金を支払って参加します。
配られた手札が弱かったプレイヤーは、この時点で諦めて降ります(フォールド)。
あなたとプレイヤー4、プレイヤー6が掛け金を支払って参加し、残りのプレイヤーはフォールドしたとします。
ここでは表向きにしていますが、本来は相手のカードは見えません。
参加者が決まると、ディーラは場に3枚のカードを表向きで配ります。
この3枚のカードのことを「フロップ」と言います。
フロップが配られると、ベッティングラウンドに入ります。
この時点で自信があるプレイヤーは掛け金を上げることができ、自信がないプレイヤーはフォールドすることが出来ます。
ちなみに現在、あなたにKのペアが出来ているので一番有利な状況です。
ベッティングラウンドが終わり、4枚目のカードが配られました。
この4枚目のカードのことを「ターン」と言います。
ターンが配られると、再びベッティングラウンドに入ります。
4枚目に♣Aが出たので、プレイヤー4にAのペアができ、最も優勢になりました。
しかし、次に♣クラブのカードが出ればプレイヤー6にはフラッシュが完成します。
あなたは不利な状況ですが、10が出ればツーペア、Kが出れば3カードが出来上がります。
誰もフォールドせず5枚目のカードが配られました。
この5枚目のカードのことを「リバー」と言います。
リバーで♦10が出ました。
この時点で3人のハンドはこうなります。
あなた | ♥K,♣K,♠10,♦10,♣A |
プレイヤー4 | ♥A,♣A,♣K,♠J,♦10 |
プレイヤー6 | ♣9,♦9,♣A,♣K,♦10 |
ただし、この時点ではお互いに相手の手札2枚は見えていません。
ここで最後のベッティングラウンドに入ります。
自分が一番強いという自信があれば掛け金を釣り上げていき、自信がなければフォールドします。
または、ブラフで相手を降ろしに行ったりもします。
ベットが終わると、いよいよショーダウン(カードを開く)です。
あなたのツーペアが1番強い役なので、あなたの勝利となります。
テーブルに集まったマネー(チップ)が全て自分のものになります。
ここまでが、テキサスホールデムポーカーの基本的な流れです。
ブラインドとボタン
テキサスホールデムポーカーには、「ボタン」と「SB(スモールブラインド)」、「BB(ビッグブラインド)」の3つのポジションがあります。
現在、プレイヤー5をボタンのポジションだとしましょう(Dの丸が目印)
そこから時計回りに次の人がSB(スモールブラインド)、さらに次の人がBB(ビッグブラインド)となります。
ブラインドとは「ベースとなる掛け金」のことで、SBとBBはゲーム開始時にそれぞれ強制的にベットする必要があります。
例えば、ブラインドのレートが「$1/$2」のテーブルなら、SBの人は1ドル、BBの人は最初に2ドルをゲームにベットしなければなりません。
そして1回のゲームが終わるごとに、時計回りにひとつずつポジションがズレていきます。
つまり、どのプレイヤーも数回に1回は強制的にブラインドをベットすることになります。
アクションの順番
ディーラーから全員に2枚のカードが配られた、最初のラウンドのことを「プリフロップ」と言います。
「フロップの前」という意味です。
プリフロップで、まず最初にアクションを起こすのは、BBの次の人(プレイヤー8)です。
この時に出来るアクションは3種類。
コール(Call) | 前の人と同じ金額をベットして、ゲームに参加すること。 |
レイズ(Raise) | 前にベットした人より、さらに掛け金を上乗せしてベットすること。 |
フォールド(Fold) | ゲームから降りること。 |
ブラインドが「$1/$2」だとすると、コールするなら2ドルを支払って勝負に参加します。
もっと強気で行きたい場合は、レイズをします。
レイズする際は、すでにベットされている額の2倍以上をベットする必要があります。
この場合はBBが賭けている2ドルの2倍以上なので、4ドル以上をベットすればOKです。
このポジションは、他のプレイヤーの強さが全く分からない状態で行動を決める必要があるため、最も不利とされています。UTGは「銃を突きつけられている人」という意味。
プレイヤー8がコールして、プレイヤー9はフォールドしました。
あなたの番なので、試しにレイズしてみましょう。
さっきまでの2倍の4ドルにレイズしてみます。
次はプレイヤー1の番ですが、ここからはコールするには4ドル支払う必要があります。
自信がなかったので、プレイヤー1~5はみんなフォールドしたとします。
プレイヤー6(SB)は、そこそこ良い手札が来ていたのでコールしました。
SBは最初に1ドルを払っていたため、3ドル追加すれば参加できます。
プレイヤー7(BB)は、手札が弱かったのでフォールドしました。
フォールドした場合、すでに払っていた2ドルは返してもらうことは出来ません。
一度場に出されたチップは、全て最終的な勝者のものとなります。
さて、アクションが1週してプレイヤー8に戻ってきました。
ここで出来るアクションは3つです。
コール(Call) | ここでは2ドル追加して4ドルをベットすれば参加できる。 |
レイズ(Raise) | 前回レイズされた額と同額以上を上乗せする必要があります。前回のレイズ額が2ドルだったので、さらに2ドル上乗せし6ドル以上にすればOK。 |
フォールド(Fold) | すでに支払った2ドルを捨てて降りる。 |
プレイヤー8は2ドルを追加してコールしました。
プレイヤー9は降りているので次はあなたの番ですが、あなたは先ほど4ドルにレイズしましたよね。
テキサスホールデムでは、1回のラウンド内で同じプレイヤーが連続でレイズすることは出来ません。
それが出来るとキリがないですからね。
ただし、自分がレイズした後に、さらに誰かがレイズ(リレイズと言います)した場合のみ、自分のターンにさらにレイズで返すことが出来ます。
今回の場合は、誰もレイズしなかったので自動的に次へ進みます。
プリフロップが終了し、ディーラーはチップを一カ所に集めました。
このチップの山のことを、ポット(Pot)と呼びます。
ここまで残ったプレイヤー3人で、このポットのマネーを賭けて争うことになります。
さて、フロップのカード3枚が開かれました。
フロップ以降は、SBからアクションを開始することになります。
この時できるアクションは2つです。
ベット(Bet) | まだ誰も賭けていない状態でベットすること。1BB(2ドル)以上からベットできる。 |
チェック(Check) | 何もせずパスすること。この時点では弱くてもフォールドする必要はない。 |
SBが6ドルベットして来ました。
ここでプレイヤー8はフォールドし、あなたの番になったとします。
いま出来るアクションは、6ドルにコールするか、2倍の12ドル以上にレイズするか、フォールドするかの3択です。
フロップを見ると、実はすでにストレート(9~K)が完成していますね。
なので、強気で15ドルにレイズしてみましょう。
あなたのハンドが強いと見て、SBはここでフォールドしたとします。
この時点であなたの勝利が確定です。
「14+6+15=35ドル」があなたの収入になります。
これで1ゲーム終了、ポジションをひとつずらして次のゲームを開始します。
その他の細かいルール
今まで説明したのは、テキサスホールデムポーカーの最も基本の部分です。
ここからは、もう少し詳細のルールや遊び方について解説します。
アンティについて
SBとBBがそれぞれブラインド(強制参加料)を支払うというのは先ほど話しましたが、ポーカーのテーブルによっては、これに加えて全員がアンティを支払う場合もあります。
例えばブラインドのレートが「$1/$2」のテーブルに9人参加しているとします。
この場合、最初にSBが1ドル、BBが2ドルを場に出しますが、それとは別に全員が0.2ドル程度のアンティを支払います。
0.2ドル×9人=1.8ドルがアンティとして集まったので、ブラインドの3ドルと合わせて4.8ドルのポットが出来ました。
つまり、勝者は最低でも4.8ドルは手に入れることができるわけです。
アンティの有無や金額はテーブルによって違いますが、基本的にアンティが高い方が積極的にコールやレイズをする人が増え、チップの動きが大きくなりやすいのが特徴です。
オールインについて
オールインとは、自分が保有するチップを全額ベットすることです。
最初のプリフロップの段階でも、最後のリバーの段階でも、自分のターンであればいつでもオールインすることが出来ます。
海外のポーカーでは、自分の資金が足りない時はオールインすることが出来ます。
例えば、現在5枚目のリバーを開いたところで、AさんとBさんの2人が残っているとします。
すでにポットには100ドル集まっていて、ここでAさんが80ドルをベットしました。
Bさんは50ドルしか持っていなかったので、全額をオールインします。
結果は、Bさんが勝利しました。
AさんはBさんより30ドル多くベットしていたので、その30ドルはAさんに返金されます。
Bさんは、ポットにあった100ドルと、Aさんの50ドル、自分の賭けた50ドルの合計200ドルを受け取ることが出来ます。
レーキについて
レーキとは、ポーカーの運営側(ハウス)が受け取る手数料のことです。
基本的に、ゲームで得た勝利金の5%程度をレーキとして運営に支払うことになります。
また、トーナメントの場合は参加費の一部がレーキとしてハウスに支払われます。
オンラインカジノによっては「レーキバック」という仕組みもあり、これは支払ったレーキの一部が再度プレイヤーに還元されることです。
テキサスホールデムポーカーの種類
ここまで説明したルールは、テキサスホールデムポーカーの中でもノーリミットというものです。
ノーリミットテキサスホールデム(No Limit Hold’em)が最もメジャーで人気のあるゲームですが、他にもいくつか種類があります。
これらは簡単に言うと、先程のルールにベットの金額や、レイズの回数などが制限されたバージョンです。
オンラインポーカーでは、ノーリミットホールデムを略して「NLH」と表示されます。
また、ゲームの形式にはキャッシュゲームとトーナメントの2種類があります。
キャッシュゲーム
キャッシュゲームとは、直接マネーのやり取りをするゲームです。
テーブルによって、ブラインドのレートやアンティの有無、バイインの金額などが違います。
レート | 低レート「$0.01/$0.02」くらいから、高レート「$200/$400」くらいまで幅広いテーブルがある。 |
アンティ | アンティがないテーブルもある。金額もそれぞれ違う。 |
バイイン | そのテーブルに参加する際に持ち込む軍資金。「$20~$100」のようにバイインが設定されている。 |
キャッシュゲームは、1回ごとにリアルマネーをやり取りするため、いつでも参加でき、いつでも自由に退室できます。
オンラインポーカーでは、各テーブルの観戦もできるので、弱そうなプレイヤーを探してテーブルに着くことも可能です。
強い人が安定して稼げるのはキャッシュゲームなので、トーナメント参加者よりも全体的に上手な人が多いのが特徴です。
基本的に高レートになるほど、強いプレイヤーが多くなります。
トーナメント
トーナメントではキャッシュゲームと違い、毎回ではなく最初に参加料を支払います。
参加が決まると、全員が同じ額の開始チップ($3,000や$10,000のゲーム内マネー)を受け取り、ゲーム開始です。
トーナメントのルールは、自分のチップが全てなくなると脱落、最後まで生き残ったプレイヤーから1位、2位、3位と順位が決まります。
上位入賞することが出来れば、それぞれの順位に応じた賞金を獲得することが出来ます。
またトーナメントでは、ブラインドやアンティのレートが一定時間ごとに上昇していきます。
最初の内はレートが「$10/$20」のように低く脱落する人も少ないですが、終盤になると「$5,000/$10,000」のような高レートになるため、決着がつきやすくなります。
トーナメントは初心者でも参加しやすく、中級者~上級者にも人気があります。
負けなければ何時間もかかる大会が多いので、予定がない時に参加しましょう。
オンラインでポーカーが遊べる
テキサスホールデムポーカーは海外のカジノに行けば遊べますが、日本ではリアルマネーでプレイできる場所はありません。
しかしオンラインポーカーなら、本場と同じようにテキサスホールデムポーカーを楽しむことが出来ます。
日本語にも対応しており、日本人プレイヤーもたくさんいるので、初めてでも安心して遊べますよ。
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オンラインポーカーを始めるなら、ポーカースターズ一択と言って良いでしょう。
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